
さくら印刷カレンダー2020秘話
2020年も半分以上過ぎてしまいました。
2021年のカレンダーどんな物にしましょうか?
2020年は、コロナ一色のうえ、東京オリンピックが延期になるという歴史に記されるような一年ですが、今年もあと残り3か月ちょっとになりました。
この後一体どうなるのかドキドキします。
来年2021年はぜひ良い年になると良いですね。
2020年のカレンダー制作秘話
さて、今年作りました「2020年のねずみカレンダー」のお話をします。
さくら印刷では、毎年違うカレンダーを作って、日頃のご愛顧のお礼を込めてお客様にお配りしています。
今年2020年はネズミ年。ねずみカレンダーをお配りしました。
去年の冬に「今回も2020年のカレンダー作りましょう!」という話になり、
当初は色々と案が出たものの、遅々として進まない状況でした。
しかし、時は迫っており、何とかしなければ!と制作部より原案が出来てきたのが花のカレンダーでした。
これはこれですごく素敵でした。
毎月のイメージにあったイラストの花の絵が解説と共に載っており、綺麗で素敵なカレンダーでした。
しかし、その素敵で綺麗な花のカレンダーがなぜか引っかかりました。
なぜカレンダーを作るのか?
お客様にお礼こめてと、365日さくら印刷カレンダーを使ってもらいたい!
はい。ここの365日の部分です。
では、年末いろいろな所から頂くカレンダー。
素敵な写真や大きな数字。カレンダーは毎年本当に多種多様ですね。
その中で目立つのは至難の業だといえます。
2020年はなんとか目立ちたい!毎日見ていても、くすっと笑えるようなカレンダーを作りたい!と思いまして、
ネズミを12種類載せたカレンダーにしたいです!
と提案しました!この提案はすんなり通りました。
素材探し
しかし、ネズミと言っても、犬や猫の様に職場のメンバーに
「変わったねずみ科の動物を自宅で飼っている人は写真くださ~い!」
とはなかなか言えないですよね。
ねずみ科の動物を飼っていたとしても、すべてハムスターになりそうな気もします。
変わったねずみ科の動物を飼ってる職員なんてなかなかいないとおもいます。
それに、著作権等の問題もあり、素材集めも難しい状況です。
では、「著作権等の問題をクリアし、かつ希望のねずみ科の動物を12種類手に入れるにはどうするか?」
あ・・・。自分達で描けば良いじゃないの?
と思い付きました。
さくら印刷にはイラストが達者な人が結構そろっていますが、当時は結構忙しい時期。
「あの~、ネズミのこうであ~でこういうのが~。」と言っていたら、とにかく間に合わない。
イラストの達人達も通常業務で目がグルグルしていました。
しかもダメ出しを何度もしたら怒られそうな雰囲気も漂っています。
自分で描くという選択を後悔
「困った…。」と悩んだあげく、最後の手段にて私自身が描くことにしました。
ものすごく久々に描くので、内心は
大変な事になったよ~。
このギリギリ納期にネズミを上手に描けなくて、「描いてたらなんだかよくわからない生き物になりました。」
とは言えないわよ~。
と激しく後悔してみたり、
いやいや、皆に大不評だったら、素敵なお花カレンダーが私を救ってくれるに違いないわ。きっと。
と現実逃避をしてみたり…。
そんなんじゃダメよ!
言ってしまったからには、絶対!任務は遂行しなければいけないわ!
と、責任を再確認し奮起したり…。そんな気持ちの中、制作に入りました。

カレンダー制作の進め方(ウシ子流)
※注意:ウシ子の我流です。他にも素晴らしい制作方法は色々あると思います。
- ねずみ科の動物候補を調べる
- 描けそうな、ねずみ科の動物を12匹位まで絞り込む
- 候補に挙げたねずみ科の動物の生態を詳しく調べて、特性を読み込む
- 動物の特性をふまえ、紙に下書き無し、フリーハンドで1発勝負にて描く(ぺんてる サインペンを愛用しています!今も昔も)
- さらに、その中で良くかけたものだけ残す。
- 動物の生態の文言を社内の自称動物博士に添削してもらう。
- フォトショップで色をつけ、イラストレーターで文言を載せ加工する。
- データーをデザイナーさんに渡し、カレンダーの挿絵として、カレンダー全体を可愛くデザインしてもらう。
- 出来上がった校正紙をチェックする。
- 上司に見せ、OKが出たら印刷・製本する。
このような工程にて出来上がります。
ちなみに①~⑤、⑦は自分一人で行わないといけないので、時間との闘いになります。
期日になんとか間に合い、完成しました。
完成したけど不安も
しかし、出来上がった時に、お客様が喜んで飾ってくれるか不安になってきました。
「大丈夫?この企画?間違ってないかしら?」と自問自答しながらも、営業担当にお客様にお届けしてもらうよう頼みました。

モテ期到来!
幸いな事に、
「娘が動物が大好きで、学校で動物を学んでいるので、とても喜んでいました!」
「弊社のトップがとても気に入って絶賛していました!」
という素晴らしい言葉を電話や口頭で伝えてきてくれた方もいらっしゃいました。
また、お客様の会社に持参し、お渡しすると女性従業員の方から「可愛い!可愛い!」とモテモテ(カレンダーがですが)だったと、営業担当がニコニコしている事もありました。
少しでもお客様が笑顔になる商品を作れて、本当に良かったと思っています。
偶然にもお手元に舞い込み、飾って下さる方々、ありがとうございます。
さあ!来年はウシ年ですよ。

丑年生まれの人は、コツコツと目標に向かって努力を怠らず、忍耐強さや我慢強さもあり、困難に弱音を吐かない強さを持っているそうです。
おしんみたいですね。
さぁて、来年はどんなカレンダーになるのでしょうか?
お楽しみに!
書いたのや管理人はこんな人

- チーズ・ウシ子
-
可愛いものと、一癖ある家電製品が大好き。
唯一手先が器用なのが取りえで、何やら役に立つのか立たないのかわからないものを中心に作っています。
開発部では、オールマイティー雑用係とブログ管理人として頑張っています。応援してね!
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